あなたの時間をあげましょう

東京に来て驚いたことが1つだけ。
駅でうずくまる人がいても、だれも話しかけない。このときは、私も通り過ぎてしまいました。別の日、広い駅前で目の見えない人が点字ブロックを頼りにバス停に行こうとしていました。私はその時も通り過ぎたんです。
「さすがに誰か気づくでしょう」
ってね。で、振り返った。誰一人助けようとしない。体をそり返して一言声をかけたんです。
「どこ行きのバスですか?」
すると、その人は申し訳なさそうにこう言いました。
「XX行きなんですが・・・」
私は少しだけお手伝いすることにしました。
「行きましょうか?肩持ってください。ここです」
相手に選択肢を与えないなんて私らしくないんですが、思わず言っていました。たぶん、軽い怒りもこもってたでしょう。その後、その方がご自分で対処できそうなところまで誘導して、ありがとうを頂いて終わりました。

私のスタンス・・・ 障害のある方だろうと、なんだろうと・・ 本当に助けが必要なように見えないときは手伝いません。一度話をしたときに、あまりに手伝われるのは気が引けると聞いたことがあるからです。私もそう思います。
さて、あなたの自給はいくらでしょうか? 私がお手伝いしたのは1分程度です。別にすべての人を助けろとは言わないんですが、気がついて誰も気づいていないようならあなたの時間をあげてはどうでしょう? 1ヶ月に1人。あなたが時間をあげればたぶんもう少し世の中がよくなる気がします。こういうところからはじめては? そこのあなた!



ふぅ・・・ 相当、いらいらしてたんですね・・・私・・・